NIKUMAN総回診

ポン酢付けりゃうまい

読むだけでやる気が滝のように湧く本 第一話

 本を読むとなぜか自然とやる気がわいてくることがある。明日からも、いや今すぐから頑張り始めようという気分にさせてくれる本がたまにある。おそらく、筆者がものすごく頑張って生きてきたからであろう。自分も頑張らねば、何者かにならねば、という気になる。生きるモチベーションそのものだ。

 

決断力 (角川新書) [ 羽生 善治 ]

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感想(53件)

羽生善治

 トップレベルで優秀な人が集う、将棋の世界で天才と呼ばれ、最高の結果を残してきた人だ。将棋に明るくない人でもその名を知られる、日本最強の人物の一人である。

 

 この本の凄いところは、羽生さんの頭の中そのものである、ということだ。これを読めば羽生さんが普段何を考えているか、何を学んでここまでやってきたのかが自分の頭に流れ込んでくる。さすがに文章もうまく、非常に読みやすい。

 

 よくある、こうしろああしろという自己啓発本ではなく、僕はこうしていると淡々と書いてあるのだが、自然と自分もこうしようという気にさせてくれる。

 

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 この本によると、羽生さんは将棋だけを永遠とやっているのではない。時にはスポーツを見、本や映画に触れ、そこから様々なものを吸収している。それは将棋に活かされるだけにとどまらず羽生さんの人生すべてに役立つ力となっている。それが『決断力』である。それは言い換えれば、正しく、素早く、それでいて大胆に決断を下す能力だ。

 

 人生とは決断の連続であろう。羽生さんは言う、「時には一見正しくなく危険に見えようとも、自分の直感を信じて決断を下してみろ。」と。しかしその、直観に従うかどうかを判断するのもまた決断力なのだ。決断力があれば、最短距離で人生の目的にたどり着けるだろう。

 

 これを読めば、羽生さんが長い時間をかけ、様々なものから手に入れてきたその、生きていく力、決断力を短期間で盗み学ぶことがことができる。

 自分自身、この本を読んでおいて本当に良かったと思えるシーンも多い、できるだけ早く読んでほしい一冊である。

 

 

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