プラダを着た悪魔 The Devil Wears Prada 見たぽよ。
正月に帰った時、実家から大量にDVDを持ってきた。
9割が映画で、1割がキテレツ大百科のDVD。
(余談ですが「コロ助」と検索するときに「殺す」という言葉を一瞬経由しなければならないのが恐ろしかった)
私はずっと映画が苦手だった。
それには理由がある。
実は弟がいるのだが、これが私と全くソリが合わず、実家にいた頃、同じ家に住んでいながら10年間ほど全く会話をしなかった。
食事を一緒にしていても何一つ話さないし、テレビを家族で見ていても同じタイミングで笑うことは無い。
中が本当に悪いとケンカにすら至らないのだ。米国とイランはまだマシな方だと言える。
その結果というか生まれつきというか、弟の好きな物は嫌いになるという歪んだ性格が私には宿っていた。
弟がアメを舐めれば私はアメを放りだし、弟がアメトークを録画すれば私は二度とアメトークを観ない。
弟がメタルギアにハマれば私は小島監督が苦手になったし、弟がガリガリ君を毎日食っていたせいで私は知覚過敏になり棒アイスが食べられなくなった。
そう、弟の大好きなものの一つが映画だっだのだ。
弟はヒマさえあれば映画を観ていた。その結果私は映画を観るだけで吐き気を催してしまうようになってしまった。
しかし私が一人暮らしを始め、弟と関わることが全くなくなって数年たった今、なんとか私の映画嫌いはマシになってきた。
そこで今回映画を部屋に持ち込むに至ったのだ。
そんなクソほどどうでもいい私の家庭事情は置いておいて、
昨日見たのは「プラダを着た悪魔」
非常に良い映画だった。
内容はよくある感じで、仕事が忙しくなった主人公が、恋人や友達と仕事のどっちをとるか悩む
みたいな。
あらゆる哲学が盛り込まれていて、演出は拘りぬかれたスタイリッシュなものであり、ストーリーも単純ながら心打つものであった。
しかし、、、、、、、、、
どうしても気になる点が一つあった。
主人公にはずっと付き合っているコック見習いの彼氏がおり一途に愛していたのだが、仕事が忙しくなってケンカをし終盤で一度別れる。
まぁ結局一週間ほどでヨリを戻すことになるのだが、主人公はなんとその一週間の間に
浮気をブチかましてしまうのだ‼
東出昌大もビックリの見事な浮気である。
ジャーナリストが夢である主人公は、出会ったばかりの有名スーパーオシャレイケメンライターみたいな男になんと見事に抱かれてしまうのだ。
食事に誘われ、パリの洒落た店で酒を何杯も飲まされ、帰り際美しい小道で口付けを迫られる。
主人公は一度は拒否するものの、スーパーオシャレイケメンライターの見事な口説き文句に篭絡され、最終的に
ダメよ いけないわ
I can't. I'm sorry, I can't,,,,,
ネイトと別れたばかりだし、、
You know, Nate and I just split up a couple of days ago,
ワインを飲み過ぎたみたい、なんだか私、頭がぼーっとして、、、
I've had too much wine and my hearing vision,,,,,
Judgement's impaired.
あなたの事まだよく知らないし、ここは知らない街だし、、、、
No, I barely know you. I'm in a strange city.
もう、、、、、言い訳が無くなった。。。。。
I am out of excuses.
とか言って口付けを許し、部屋に連れ込まれてしまう。
オイイイイイイイイイイイイイイイイイ
何やってんだアアアアアア
いやーーービックリした。
まあ正確には別れているので浮気ではないわけだが、
あんなに彼氏の事を愛していたのに一体何なのよともうワケがわからなくなってしまった。
その上である
ラストシーンの復縁の場面で彼氏と喫茶店らしき場所で話をするのだが、イケメンとヤッちまったことには一切触れない。
内緒かよ!!!!!!!!!!!
いやまぁ、、、、、、言うのもおかしいんだけど、、、、、、
「いやー実はオマエと別れてるちょっとの間にイケメンとヤッちまってさ」
なんて言い出したらオカシイのはわかるけどさ
言わないほうがみんな幸せだっていう事はわかるけどさ
なんかさ、、、、なんかさ、、、、、、、、、、、
切ないよね。。。。。。。
完