高貴な桃太郎 第八話
シャカ族は人類の敵だといううわさを流し始めた桃太郎。その作戦は見事成功し、人々はシャカ族を迫害し始めました。
しかし、彼は満足していなかった。そこで、より深い人々の苦しみを見るため、シャカ族を迫害するための組織を作り、これを那血須と名付けました。そして、彼の教えと、なぜシャカ族が人類の敵であるかをまとめた本「我が仏教」を出版しました。
これは大量に売れ、彼の資金源となりました。
彼は暴君でした。歯向かうもの、従わないものは次々と処刑していきました。彼を批判していた人々も、そのあまりの恐ろしさと強大さに従わざるを得なくなっていきました。そして、彼の組織はどんどんと強大になっていき、国全体がシャカ族は悪だという風潮を持つようになりました。
一部の人は遠くの国へと亡命し、自分の国で行われていることを話しました。国から国へとその話は伝わり、世界中の人が桃太郎の国のことを知るところとなりました。
その中で、一部の国は桃太郎の国と手を組み、他の国は対立の姿勢をとることとなりました。