面白くないモンを見るのは楽なんだな。
最近youtubeが流行りに流行ってるのは言うまでもないけど、
流行ってる動画やバカみたいな再生数を稼ぎ出してる動画が基本的に面白くない動画だってことも言うまでも無いと思う。
なんで面白くないのに多くの人が見るんだろう。。。。とずっと不思議だったけど、今日一つの結論が出た。
あれは、「楽だから」に違いない。
とりあえず、逆に考えてみる。
面白いモノの最たる例と言えば、笑えるものだと思うけれど、笑えるものというのは基本的に頭を使わないと見れない。
例えばテレビなんかで流れる面白い話は
「昨日散髪行ってぇー、ガァー頭洗われてー、エー‼なってぇー。」
というような状況を頭で想像しながら聞かなければならない。
また、次の動画はガキ使の昔のトーク部分だが、
次のような一節がある。
昔松本さんはボクサーだったそうですが、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」みたいなことを言われたんですか?という質問で
松本「蝶のように舞い、辛い物食べた時みたいに最後水飲みたなる。」
松本の言う事はまるで意味不明である。
こう書いてしまっては全然面白くないが、この面白さを受け入れて笑う時にはこの意味不明さを脳で味わう必要がある。
説明がヘタすぎるが、とにかく何かを見て笑うときには頭を使っているという事である。
結論①
話のテンポについていく必要もあるし、笑えるものを見るというのは非常に頭を使う行為なのだ。
また、面白いモノのもう一つの代表例として、映画や小説のような面白さがある。
これらは、単純な構造だとやはり面白くない。
世界観が練りこまれており、色んな考察があるから面白い。
色んな人間の感情の入り混じりがあるから面白い。
展開が激しく移り変わり、どんでん返しがあるから面白い。
つまり、複雑な構造になっているから面白いのだ。
結論②
面白い本や映画を観るのにもやはり頭を使う。
他にも、ゲームも頭を使う。
アクションをする時には素早い反応が必要だし、ポケモンを育てるのにも頭を使う。
結論③
ゲームも頭を使うから楽しい。
これらを総じて、
大結論
面白いものに触れる時、人は頭を使うものだ。
逆に言えば、
面白くない物を見る時には頭を使わなくてもいい。
すなわち、youtubeのつまらん動画を見る時、人は頭を使っていないのだ。
頭を使うのにはエネルギーがいる。しんどいのだ。
youtubeを見るのはしんどくない。楽なのだ。
楽だからみんな見てしまうのだ。
youtubeのつまらん動画のもう一つの特徴として、「やたら刺激的である」というのがあると思う。
それは編集であったり、タイトルであったり、企画であったり、とにかく最近の動画は過激だ。
先ほど述べたように、youtubeを見る時人は何も考えていない。脳死だ。
しかしそれだけだと何も残らないので、ただただ時間を損した気分になる。
ここでインパクトだ。
過激でインパクトのあるものを見れば、人は「まあ何かを見た」というイメージは残る。
頭を使わずダラダラ動画を垂れ流しても、「何かをした感」は手に入れられるという事だ。
今回の
スーパー大結論
人がyoutubeのつまらん動画を見る理由は、「楽して、なんか見た感を手に入れられるからだ。」