NIKUMAN総回診

ポン酢付けりゃうまい

どう見てもyoutubeよりNHKの方が面白い件

 最近、作業をする時よくテレビを垂れ流しにしていることが多いのだが、中でもあんまりうるさくなくて落ち着くので、たいていNHKを垂れ流している。

 

 

 そんな時思うのが、「なんだ、案外面白いな。やるじゃんNHK」ということである。

 

 

 正直最近まで、というか今月まであんまりNHKを見たことがなかった。自分にNHKを垂れ流させるきっかけを作ったのは、「病院ラジオ」という番組だ。

 

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 これは、サンドイッチマンのお二人が全国どこかの病院に出向き、病院内に二日間にわたってミニラジオ局を設置し、その病院の中だけで聞けるラジオを放送する様子を、ただただテレビに映し続けるという番組である。

 ラジオには必須であるゲストやハガキには、その病院の患者さんやお見舞いに来た人から募集して、来てもらったりハガキを出してもらったりする。

 

 

 これがとても面白かった。

 

 単純にサンドイッチマンのお二人が面白いし、患者さんも面白い。

 

 

 病院だからといって、そこに悲惨さはない。患者さんはみんな明るく話してくれる。

 そのうえ、どんな病気か、いつ発症したか、友達とはどうか、この先どうなっていくのか、、、ほんとなら聞きにくいような質問を、サンドイッチマンのお二人は本当に上手に、傷つけないよう、困らないように聞いていく。

 

 

 この番組が素晴らしいのは、感動を押し付けてこないことだ。本当にただただラジオの様子と、それを聞く患者さん、お見舞いの方、先生達の様子を切り取って放送するだけだ。

 

 

 そこには無駄な演出も編集もない。

 

 

 

 

 

 

 やはりこれはNHKだからだろう。

 他のテレビ局なら、もし病院を番組の題材にあげれば、まず間違いなく「感動!!」という路線に持っていくだろう。わざとらしい病院のVTRを薄っぺらなタレントに見せつけて、「深イイ~」とかいうレバーを押させるかもしれない。

 

 

 

 また、他の番組を見ても勉強になるものが多かったりする。

 

↓ムダ話なので忙しい人は読み飛ばしてください。なぜか丁寧語になりました。

(この前もなんか伊能忠敬の番組をやってたんですが、伊能忠敬ってご存知ですよね、そう、日本中を歩き回って地図を作った人です。知ってましたか?伊能忠敬って初めは全然地図なんか作ってなかったんです。20代で伊能家に婿入りしてるんですが、お嫁さんが事業主の娘さんで、その事業を譲り受けて経営者となり莫大な資産を作ったんです。でも、彼には子供のころからの夢がありました、それは天文学者となり地球の大きさを知りたいというものだったんです。そこで50歳で事業をやめて31歳の天文学者に弟子入りするんです。

 彼は最新の機器の使い方を学んで、江戸のある二地点の距離と、その二地点から北極星を見た時の角度の差から、地球一周の距離を計算しました。(1度が~キロと分かればそれを360倍すれば地球一周の距離となるわけです。)その計算によると地球一周は36000キロという結果が出たそうです。(本当は40000キロ)伊能忠敬の時代でもその結果は間違っていることはわかったらしく、もっと正確な距離を割り出すにはもっと大きな二地点の距離が必要だという事実に至りました。

 そこで彼は蝦夷(北海道)と江戸の距離を測りたいと思い、蝦夷に行くことを決意しました。しかし時代が時代なので、国境を越えて移動するには幕府の許可が必要です。そこで一計を案じ、北海道の地図を作るからという理由(言い訳)で幕府の許可を取りました。幕府も北海道がどんな風になっているか知りたいので許可を出したわけです。   そうして伊能忠敬蝦夷に渡り、江戸との距離から地球一周が39996㎞だという計算結果を出しました。ほとんど正解です(すごい)。伊能忠敬は夢を叶え、蝦夷の地図を作って江戸にもどりました。

 江戸にもどって幕府に地図を提出したところ驚くほど素晴らしかったので、幕府は伊能忠敬に西日本の地図も作ってくれるように頼み、伊能忠敬は引き受けて地図をまた作り始めます。その旅の途中で伊能忠敬は死んでしまうのですが、彼の弟子たちが地図を完成させました。ちなみに弟子たちは伊能忠敬が死んだことを幕府に隠していたそうです。地図を伊能忠敬作 とするために。)

 

 こんな話も他のテレビ局ならクイズにしてしまうだろう。変な乗り物に乗って、「いのうただたか」を漢字で書け!みたいな低レベルクイズになるかもしれない。

 

 

 

 こういうノンストレスのお勉強番組も、やはりNHKならではなのだ。

 (もちろん、NHKをつけても手話と謎のドラマしかやっていないことはよくある。)

 

 

 

 

 

 

 最近、N国代表立花氏とか悪質取り立てとかで話題となっているNHK

 そんな世間の声に対してNHKが8月9日に表明した、NHKの受信料に関する方針はこちら

 

 スポンサー頼りじゃなくて受信料をみんなから貰うことによって、何者にも左右されない公平な放送を可能にしているんやで、なおかつ最高裁判所でも受信料制度は合憲って出てるしなw

 

という内容。

 

 

 

 

 それに対して世間はさらに反発。そりゃそうである。

 

 もっとマシな言い方はあったはずだ。ていうかまじめに番組作ってるから一回見てみてくれ、と言えばよかったのに。と心から思う。

 

 

 世間の反応を見る限り、あんまり誰もNHKを見ていないのではないか。という感じがする。

 

見てないものに無理くりお金を払わせられている→怒る。当然の流れだ。

  

ならば見ればいいのだ。値段分元を取るくらい見倒してやればいい。

 

 

 

 

 

 なんでみんなNHKを見ないのか、それはテレビ自体が最低だからである。

 

 


 最近のテレビは最低。ここは譲れない。

全部とは言わない、だが90%は最低だ。誰も見たくないものを偉そうに放送している。見る価値がない。(マツコの知らない世界は面白い)

 

 


まず出てくる人物が最低。
誰も見たくないタレント、誰も見たくない大御所、誰も見たくない芸人。
(大御所を大御所と思ってるのはテレビ側の人間だけだからな!と言いたい)

 

 

次に企画が最低。

無理くり視聴者の目を引こうと必死なのが丸出しだ。完全に視聴者をバカにしている。「こんなの見たら喜ぶんでしょ?」という作り手の意志がひしひしと伝わってくる。

 

 

最後に演出が最低。

全く笑えない。やらせを見せつけて、「これは演出です。」とか開き直る。演出だから面白くないんだろうが、ガチンコと演出のどっちが面白いかの判断もつかないのか。

 ぱっと見の華やかさ、見栄えばっかりに気を配って内容を薄っぺらなものにしている。それもきちんと華やかに演出するならまだしも、視聴者にそれがメッキでしかないことを完全に見抜かれている。

 

 

 

 

 テレビはもっと真剣であるべきだ。裏方、演者ともに真剣みが全く伝わってこない。全員が熱意をもって番組を作れば、見る価値のあるものが出来上がるはずだ。

 

 

 みんなが見そうな番組、を作るんじゃなく、ディレクターが作りたい番組、を最大級の熱意をもって作ればいいのだ。

 

 もしそういうものを作ろうとすれば、細かいところの見せ方にもこだわりが出てくるだろう、それこそが演出だ。見せかけではない。

 

 

 そんな「これを見せたいんだ!!」という意思に溢れた激アツの番組を、視聴者は望んでいる。

 

 

 

 なぜスポーツをみんな見るのか。それは選手が真剣にスポーツしており、放送する側もきちんとわかりやすく放送しようと真剣だからだ。

 

例えばサッカーで、いくら見栄えが良くとも、放送側に選手が指示されて、試合中に派手な見せ技ばっかりやったらどうなるだろう。

 

 そんなくだらないものは誰も見ないだろう。観客はビールを投げ飛ばすだろう。

 

 

 

 でも、今のテレビ番組はそんなものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 その点、NHKはどうだろう。とっても面白いかは別にして、一応真剣に作っているのは伝わってくる。その熱意とこだわりは、見ていたらわかる。そのうえ、役に立ったりもする。

 

 

 

 テレビの最低さに巻き込まれて、NHKも薄っぺらだと思われているような感じは、正直あるのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

さて

 

みんなテレビを見ずに何を見ているのだろう。

 

 

 

お分かりの通り youtube だ。

 

たしかにテレビはつまらない。だけどyoutubeはそんなに面白いのだろうか。

 

もしくは見ているといろいろなことが知れて役に立つんだろうか。

 

 

日本トップのyoutuberはヒカキンだ。ちょっと見てみよう。

 


ゴリラの着ぐるみ着てもまるお&もふこと仲良くなれるのか?【モニタリング】

 

 

 

面白くない。

 

 

知識として得られるのも、ネコが可愛いこととバカデカい部屋に住んでることくらいだ。

 

 

どこをどう見てもつまらない。

 

 

こんなもの見てたら時間の無駄だろう。視聴回数をみると265万とある。

 

16分×265万=4240万分=70万6667時間=2万9444日=80.67年

 

なんとヒカキンは80年以上もの時間を無駄なものにしていたのだ。

 

 

 

もう少し責任を感じるべきだ。

 

ヒカキンはテレビに出ている暇があったら、自分の動画をどうしたら面白くできるか壁に向かって考えたほうがいいんじゃないのか。

 

 

 仮にも日本トップのyoutuberなんだからその動画のクオリティーはyoutuber全体の評判に関わる。ヒカキンを見て、youtuberとはどんなものか知ろうとする人は多いだろう。

自分もその一人だ。

 

それがこれでいいのか...

 

 

自分が知らないだけで、面白いyoutuberもいるし、面白くて見る価値のある動画もたくさんあるんだろう。

 

 

 

 

 

 なんで多くの人がテレビよりyoutubeを見るのだろうか考えてみた。

 

 

 それは、一応真剣に作っているからだろうと思う。youtubeはテレビと違って視聴回数がモロに出る。それが収入に直結する。

 

 だから、甘い動画を上げるわけにはいかないのだ。きちんとしたクオリティのものを上げなければ数字が減ってしまう、そこに真剣みがあるのだ。(ヒカキンは除く)

 

 

 

 

 

 youtubeは真剣に作ってはいるもののつまらないから、せめてたまに面白くて役に立つNHKを見ればいいんじゃないの というのが今回の結論です。

 

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本日の一曲


ガラガラヘビがやってくる

 

 

 

 

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